2016/01/08

バングラデシュ最後の夜に

なぜ自分が今ここにいるのか?

そもそも去年の秋まで
バングラデシュとはどこにあるのかすら知らない国で
調べるとどうやらぼくが10年前に一人旅をしたインドの隣国。

あれよあれよという間に
国際ボランティア団体JAC(Japan Asian Counries)の代表
という肩書きをいただき
この度JACが建設した学校の開校式に出席するために
バングラデシュにやってきました。



僕は「生きる」とは何か?
を物心ついた時からぐるぐると考えてきました。

そして自分のおかれている環境と、自分の心とのギャップに
死にたくなるほど悩み、苦しみました。

苦しみの原因は自分の魂の意味=夢のようなものです。

僕は、夢を、自分という存在を消す(自分自身に消される)ことをおそれて
今までを生きてきました。
だから同じように苦しんでいる子ども達の
その苦しみをなぐさめたい気持ちから
メッセージを歌にして
なによりも苦手なはずの歌を歌いはじめました。


バングラデシュは貧富の差がとても大きい国でした。
猛スピードで走る車の脇には、たくさんの貧困がみえました。


夢は魂の数だけあると僕は考えます。
貧困の下に生まれた彼らは
それだけ多くの夢の中から自分の夢に近いものを今世で得られるだろうか?

ほとんどの子ども達が夢に近づこうとする機会にめぐりあえず
そのまま老いていくのではないか?

ぼくにできること
ぼくにできること
ぼくにできること

ずっと考えていたら、僕の中に眠っていたもっと本当の自分。
本当の夢がようやく見えてきたような気がしました。


最後にこのような機会を与えてくださった
学校建設資金の出資者である大口忠男、大口十四子ご夫妻に
心から感謝申し上げます。

日本に帰ったら
アンニョン・クレヨンにできることからはじめてみるつもりです。




1 件のコメント:

  1. 2016年2月4日、国際ボランティア団体JAC(Japan Asian Counries)は、このページの執筆者HさんをJAC代表から解任しました。Hさんは、この日をもって、当JACとは一切関係がありません。分析;JAC役員会

    返信削除