2017/07/29

宝塚『生』の石積み

あおいです^^

今朝、息子と一緒に石を積んできました。

宝塚 阪急今津線 逆瀬川駅〜宝塚南口駅間を電車で通る時に見える、
武庫川の中州に浮かび上がる
石を積んで出来た大きな『生』の文字をご存知でしょうか。

映画にもなった著書『阪急電車』の冒頭にも出てくる、あの「生」の文字です。

私は息子が生まれて1ヶ月もたたない時に、この石積みのことを知り、
(その時は積まれた石に文字を描くというイベントの日)
生まれたばかりの赤ん坊を抱いてこの場所に初めて来たのは5年前のこと。


この『生』の文字は、大野良平さんという宝塚在住の1人のアーティスト(芸術家)が、
阪神淡路大震災から10年経ったある日、橋の上からふとこの中州が目に入り、
降り立ったところから始まった。

背の高いマンションが並び立ち、町は見事な復興を遂げたけれど、
傷ついた人々の心はどうだろうか?

そんな想いがふとよぎり、たった1人で石を積み始めた。
すると、段々とその様子を見ている人が手伝ってくれるようになってきたそうです。
最初に手伝ってくれたのは奥様。(そこがまた素敵)
今は大きくなられた息子さんも積極的にスタッフとして関わってらっしゃる。

たった1人の手・想いは、たくさんの人々の手となり想いとなった。

だけど自然の中で自然のものをお借りして創るこの『生』の文字は、
自然(雨による増水)によって何度も流された。
だけどまた積み上げる。何度でも再生する。(現在7代目)
そこにも大野さんの伝えたいメッセージがある。


私たちアンニョン・クレヨンがうたを歌を通して伝えたいことと
重なるということもあり、とても共感を覚え、もっとたくさんの人々、
子どもたちに知ってほしいな〜と思います。

しかしながら私は、なかなか参加が出来なくて、今日数年ぶりの参加。
(相方のそうま氏はいつの間にか実行委員となりずっとお手伝いしている)

なんと今回は、チラシを目にした息子から「石つみにいきたい」と言い出した。

自分で言い出しただけのことはあって、大量の汗を流しながらも、
本当に一所懸命石を運んでいて、母は感動しました。

しかも、「みんながへいわになりますように」なんてつぶやきながら。。
七夕の短冊の願い事にもそんなことを書いていた。
(5歳にして悟りを開いているのか?)

この石積みで、子どもたちには自然の優しさと同時に厳しさを学んでほしい。
そして、人や動物、生きとし生けるものを思いやる気持ちを育んでほしい
というようなことを大野さんはおっしゃっておられ、
今日、息子と一緒に体験して、本当にそうだな、と思うし、学べる場だと思った。

ひいては、これは私の思うことだけれど、
“いろんなものごとに意味を持たせるのは自分自身”だということ、
人生を彩り豊かにするのは自分自身”だということを息子には伝えたい。

これはただの石なのか

祈りのこもった魔法の石なのか

どうせならドラマチックに生きてほしい^_^


それと、やっぱりみんなで1つの目標に向かって協力し合ってがんばることは
素敵なこと✨
そこには目に見えない大きなパワーが生まれてるって本当に感じる。


明日も朝の9時からやってます!
お近くの方、親子で(親子でなくても)ぜひ参加してみてくださいね!
石に自由に文字や絵も描けますし、
近くの施設で紙芝居やクイズコーナーもあって、子どもも大人も楽しめますよ!
夏休みの良い思い出になると心から思います✨


記憶の中の『生』再現プロジェクト
https://www.facebook.com/seisaigenproject/?fref=ts


(追記)
未明の雨により、本日(7/30)の石積みは延期となったようです。




















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