2016/05/02

ひかりの家、ひかりの子どもたち

こんにちは。葵です。

4月のある日、
宝塚市 御殿山にある児童養護施設「ひかりの家」に
お邪魔してきました。

私たちが初めてこちらを訪れたのは、
3年ほど前になるでしょうか。

宝塚市内にこのような施設があることを知り、
そこに居る子ども達に会いたいなぁ。
何か出来ないかなぁ。と思って、
思いきって連絡を取り、ギターを担いで訪問させてもらいました。


そこには2歳〜中学生の子どもたちが
7〜8名くらい、共同で生活していました。

子どもたちのご家庭の事情は様々で、
数日間、ひかりの家で過ごす子、
週末は親御さんの元で過ごし、平日はひかりの家で過ごす子、
いつの日か親御さんが迎えに来るまで、ひかりの家で生活する子。

そんな子どもたちが、
助け合いながら笑顔でたくましく生活していて、
胸を打たれました。


私たちに出来ることは、
やはり音楽を奏で、一緒に歌うことくらいしかなく、
何度か訪問させていただき、
吹き抜けの素敵なリビングのソファで
みんなと団らんさせてもらっています。

昨年1月に開催した『子どもたちの舟 in ベガホール』でも、
ひかりの家のMちゃんが勇気を出してステージの上で一緒に
『ともだち』を踊ってくれました。

なかなか思うように足を運ぶことも出来ませんが、
毎年、素敵なクリスマスパーティーにご招待くださり、
(本当に手作りの素敵なパーティーなんです☆)
そこではスタッフの方々や
他のボランティアの方々とも交流させていただいたりしています。


一番、印象に残っているのは、
当時の所長さんが、ご事情があって退職される時のお別れ会。

私たちは、サプライズで子ども達みんなが歌いたいと申し出た
槇原敬之さんの『遠く遠く』という歌を
壮真のギターで一緒に歌うことになりました。

本番は、みんな号泣。。
特に中学生の男の子たちが、大泣きしていました。

この日はひかりの家の色んなエピソードも聞けたのですが、
中学生の3人の男の子たちは、このひかりの家で育つ中、
中学生という多感な時期を迎え、所長さんとも
何度も本気でぶつかり合ってきたんだそうです。
だからこその、大粒の涙。。

ひかりの家のスタッフさんも皆、熱心であったかくて、

私たちは、このひかりの家から色んなことを
教えていただいています。


さて、今回は
私たちが度々お世話になっている“Fata”の木村さんと、
木村さんの息子さんであり、中学生ジャグラーとして活躍している
RYUMAくんと共に訪問させていただきました。
なぜ一緒に行かせてもらう運びになったかというと、
すごい偶然なのですが
私たちが初めてひかりの家を訪れた時、
お家の中にRYUMAくんの絵が飾ってあったのを見つけ、驚きました。
(RYUMAくんは幼い頃から絵の才能もあり、個展の開催経験などもあるのです!)

後々、そのワケがわかりました。
木村さんはRYUMAくんがまだ幼い頃、
女手一つでRYUMAくんを育てる決意をし、
Fataというお店を開店することを決め、
その為に海外へ行かなければならない状況になり、
1週間ほどRYUMAくんをひかりの家で預かってもらったことが
あったそうなんです。

木村さんはその時の恩を忘れておらず、
その後も度々、訪問したり、
RYUMAくんの絵の個展で得た収益を寄付したりされていたそうです。

その事を、これまた偶然、木村さんが当時に更新されていたブログを見つけて知り、
前々からお誘いしたいな〜と思っていたところ、
つい最近、なんと木村ファミリーが私同じマンションに引っ越してこられるという
不思議なご縁。これはもうお誘いするしかないでしょう!
ということで思い切ってお話してみたら、
「ぜひ行きたい!」とのことで、実現しました。


これはやっぱり必然だったのだと思えるほど、
ジャグラーRYUMAくんは、大活躍!!
子ども達が自然と寄ってきて、
ジャグリングの道具を手に取って、
一所懸命RYUMAくんの真似をし始め、
子どもたちはとっても楽しそう♪


いつの間にか楽器の音色も聞こえてきて、
アニメソングなんかをみんなで一緒に歌いましたよ。
『ともだち』の手話も一緒にやってくれてありがとう。



やっぱり、繋がるっていいな。
みんな楽しい一時を過ごせたかな。
また来てもいいかな。


みんな元気でね。
それが一番。













『Re start』のCDを置いてきました。
中学生の彼らが、しんどい時なんかにふと聴いて、
ちょっとでも元気になってくれたらいいな。


そして、しんどい親御さんに…限界がくる前に…
安心してお子さんを預けることの出来る
こんな施設があることを伝えるお手伝いが
少しでも出来たら、と思います。

*****

4月中旬、熊本を中心に九州地方に大きな地震が起き、
今も尚、大変な状態が続いております中、友人を介して、
震源地付近で被災されたご家族が今急いで必要としているもの
の生の声が届きました。

まずはやはりお水が不足しているそうです。
またそのご家族には、お子さんが二人いらっしゃり、
120〜130cmの男の子用の洋服をかき集め
友人を介して送らせていただきました。


また何か被災された方の声が届きましたら、
皆様にもご協力をお願いすることもあるかもしれません。

まだまだこんな時、大したことの出来ない自分に悔しさを感じながら、
出来る事をさせていただきたいと思っています。


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